2009年5月26日火曜日

天城 禅の湯

先週の金曜日・土曜日、河津町にあります”慈眼院”様で「晋山式」という法要がありお手伝いに伺いました。


晋山式とは正式に寺に住職を迎え入れるための法要です。ですから、お寺にとっては何十年かに一回という大法要なのです。

慈眼院様は、なかなか積極的な活動をしているお寺として伊豆の曹洞宗では知られております。
すでに40年ほど前から「天城ハリスコート」(幕末の開国期下田領事としてアメリカから派遣されていたハリスにゆかりがあるとのこと)というユースホステルを併設し、天城越えをする若者たちに安価でアットホームな宿を提供なさってきました。2年ほど前住職さんが掘削を試みた温泉が湧出し、ハリスコートを改め「天城温泉 禅の湯」として改装オープンなさり、4000円未満で宿泊できる宿として東京のテレビなどで紹介されその後大繁盛なさっているとか。


そんな、禅の湯を併設する慈眼院様の晋山式に詠讃師(法要の節目でご詠歌をお唱えする役目)として随喜いたしました。

禅の湯オープンに合わせ、本堂も改修され、「単」という坐禅専用の畳スペースを設置なさいました。単は通常本格的な坐禅道場にしか置かれていないので、これはうらやましい。

禅の湯に泊まりますと、予約すれば早朝坐禅が体験できるそうです。

本堂の天井には、昭和の初期、拝宿をした美術学校の生徒が書いたという龍の水墨画が全面に描かれておりました。一宿一飯の恩義というやつですね。
無銘の画ですが、中々素晴らしい。


禅の湯、掛け流しの温泉は日帰り入浴も対応しているそうなので、天城越えの際にはお寄りになってみてはいかがでしょうか。