2009年7月24日金曜日

7月のお盆

今月はお盆のお盆の月です。

お盆はもとは旧暦の7月13日から15日ですが、三島や沼津の市街地は新暦の7月13日から15日に行う風習です。
なお、旧暦の7月13日は今年ですと9月1日ですから、もともとは秋の入口の行事という感覚でしょうか。
なお、伊豆半島には7月のお盆、8月13日〜15日の旧盆、7月31日〜8月2日のみそか盆などが混在しており、このあたりですと、国道135号に沿って錦田・中郷地区から函南町、旧韮山町四日町以北が旧盆。旧韮山町寺家以南から旧伊豆長岡、大仁、修善寺までがみそか盆。中伊豆、天城湯ヶ島以南が旧盆というだいたいの分布になっているようです。ほかに裾野・富士の一部には7月23日から25日の地蔵盆というのもあります。よく聞く話では、それぞれの地区でお蚕(かいこ)さんの閑期にお盆があてられたのではないかという説があります。

お盆中は、本堂の改修工事も一時休止していただきました。
久しぶりに養生のとれた本堂内です。



まだ、未接続の電気配線や内陣の奥はブルーシートで仕切りが。


このように復旧していただいたのも、7月18日には毎年恒例のお盆の行持があるためです。
施食会という、全国的にお盆にはよく行われる法要です。(施食会はお盆に限らず一年中営まれますが、法要の由来がお盆からなのでお盆によく勤められるのです)


施食会は万霊供養ですので、ご本尊をお奉りする須弥壇の対面に精霊棚を設けて、供養を受ける精霊をお迎えします。みなさんが万霊供養をつとめた功徳をご先祖さまに追善回向するのが日本的な盂蘭盆会です。

18日は多くの檀家さん参列いただき、また、近隣の曹洞宗の御住職、法類(法のつながりの上での親類ということ)にご随喜(おてつだい)いただき無事に施食会を修行いたしました。


施食会もおわり、本堂耐震改修も再開しております。完工まであとひといき・・・


2009年7月7日火曜日

本堂耐震改修工事 3

ご無沙汰しております。

第3回目の耐震改修報告です。

以前、ご案内いたしました制震ダンパー「仕口ダンパー」を実際に取り付けたところです。

床下の梁そのままには取り付けられないところも多く、梁に同じくらいの厚みの添え木を取り付けて仕口ダンパーを取り付けたりもします。




基礎の補強も進んでいます。
改修以前、↓のような独立基礎だったわけですが、

↓のように、外周の基礎と体力壁の通りを結ぶ布基礎のような帯を新たにコンクリートで造りました。

現在、通常の布基礎の場合、通りの帯以外の床部分もコンクリートで固めるわけですが、本堂基礎部分の外周を石で固められた地盤がすでに強固であり、帯状コンクリートも本来の布基礎のように地盤に食い込む施工ではない(独立基礎どうし、および、柱がばらけないようにするのが目的)こと、そして何よりも防湿のため、土を露出したままの施工を選択いたしました。
ほとんど木材と漆喰とワラ畳でできた本堂の呼吸状態をあまり変えたくなかったのです。

そして、天井の清掃です。

30年ほど前、銅板葺きの屋根替えをするまえに雨漏りがひどく、その際にシミになってしまった天井板がそのままでした。
スピーカーの取り付けをしたときに天井板をはずしたのですが、そのときに見た限りでは、さもない杉板のように思いましたが、今回の改修工事のコストを検討する中で、これだけ無節の杉板を枚数そろえるにはえらくコストがかかるもんだと説明を受け、シロウトの考えとは甘いもんだと思った次第です。
そんなわけで、漂白までは行かないけれども、樹木のあく抜きに使う液でクリーニングしてもらいました。
使用前の写真も撮っておけば良かったですが、ある程度の風合いも残しつつ、雨じみが目立たなくなり、ちょうど意図した具合におさまりました。


そして、電気配線の工事です。一部電気器具を改め、調光可能な蛍光灯などを仕込む予定です。なにより、庫裡のブレーカーから遠すぎて、電圧が落ちていた本堂。掃除機を使うと蛍光灯がくらくなる。ライブで電気が落ちないかドキドキするなどといった弊害を一掃し、安心して本堂を使えるようにいたします。


まだ、養生に囲まれた本堂内部。

お盆には仮復旧して内部の養生はほとんどはずされる予定です。
外部の足場は間に合いませんでしたので、8月のお盆くらいまではこのままです。
お参りの方にはご迷惑をおかけいたしますが、やさしくお見守りくださいますよう・・・