6月からはじまった本堂耐震改修も2度のお盆を挟みながら、ほとんどの工事を完了いたしました。今週中には引き渡しとなります。といっても、もう散々つかってますが(笑)
すでに床下の様子は以前の告報でおしらせいたしましたが、今日は天井裏のようすを。
写真中央あたりにダンパー取り付けのための補助木材と三角の仕口ダンパーがみえますでしょうか。天井裏にもこの仕口ダンパーを構造材の交差するところに設置しております。
また、欄間のようになっている部分には「荒壁パネル」という石膏パネルよりも柔軟性のある土で出来たパネルを仕込みます。昔の漆喰の下地の荒壁を規格品のパネルにしたようなせ品です。こちらも耐震ダンパー同様、鉄筋や鉄骨の強固さとは対照的に木造の”ねばり”のような耐震性を活かすための素材です。
荒壁パネル製造元・丸浩工業のwebページ
http://www.maruhiro.jp/paneldata/index.html
というわけで、床下・屋根裏が主に施工対象だったため、見た目からはほとんど違いがわからない今回の耐震改修。
いくつか、目に見えて変わった部分をご紹介します。
入口の左右に面する大きな窓。この窓枠に太い格子をはめ込むことによって、構造計算上、壁に近い体力を見込むことが出来ます。窓ガラスのむこうに交差している太い格子が今回仕込んだもの。そのむこうの縦格子は以前から窓の外にあるものです。窓は内側に張り出して設置しなおしてあります。
中央から左の上部、以前欄間で空間だった部分に荒壁パネルを仕込んだ上に漆喰を塗って新たに壁となったところです。
照明も新しく設置しました。
シームレスラインという蛍光管の端から端まで光る蛍光灯を使用して、直接光と壁と天井の間接光を活かした優しい照明を目指しました。
シームレスライン、こんな感じで光ります。
入口廊下も以前は照明不足でしたが、おなじくシームレスラインを設置しました。
あ、あと、中央奥にみえる鐘は、以前は台を使用していましたが、柱から腕を出してつりさげてもらいスペースが増えました。
本尊様を安置する内陣、隻手観音様を安置する床の間にも照明を追加。
みなさんがあまりご覧になる機会のない裏方ですが
住職たっての願い。流しと作り付けの棚ができました。
引き渡しが完了したら、本格的に引っ越し(一時待避させていた荷物を戻します)です!
